釣りをしていたら、こんな経験をしたことはありませんか?
「中古屋さんで格安のルアーを見つけたけど、信じられないくらい汚れている・・・」
「根がかりかと思ったらルアーが釣れてきたけど、持って帰るのを躊躇するような状態・・・」
「家に帰って冷静になってみると、軽く洗ったくらいでは綺麗になりそうもないので結局ごみ箱へ」
こんな経験をしたことがある人は結構多いと思います。
この記事では、そんなルアー達を綺麗にして復活させる方法をご紹介します。
目次
今回綺麗にするルアー
この記事では、DEXのSC63Fを綺麗にしていきます。
中古屋さんで300円が100円に値下げされていました。
汚れがひどく、売れ残っていたため値下げされたルアーだと思われます。
購入時の状態を詳しく見ていきましょう!
スプリットリングとフックの汚れ
スプリットリングはしっかりと錆びています。
フックは、メガバスのカツアゲフックに交換されている感じがします。
「拾ったルアーのフックだけ交換して使おうとしていたのかなぁ」なんて想像しつつ作業していきます。
腹部の汚れ
腹部もなかなかの汚れです。
泥汚れなのか、錆汚れなのか分からない汚れがガッツリと付いています。
リップの汚れ
リップの汚れが一番酷いかもしれません。
透明なはずのリップが、黒~茶色になっています。
作業手順のご紹介
作業自体はとても簡単なので、誰でもできると思います。
全部で5つの手順に分けて紹介していきます。
各作業で必要な道具も同時に紹介していきます。
手順1 フックとスプリットリングを外す
まずは、スプリットリングとフックを外していきます。
錆びたままで使用することにメリットがないことと、作業時の安全確保が目的です。
スプリットリングプライヤーを使用してルアーから外していきます。
ペンチなどでできなくもないですが、かなり楽に作業ができるのでスプリットリングプライヤーはオススメです。
外したフックとスプリットリングは、サイズを把握しておくようにします。
メーカーによっては、出荷時のサイズがHP等で公表されていることがありますが、そうでないメーカーもあるので注意してください。
フックが無くなったことで、これ以降の作業が安全に進行できるようになりました。
手順2 ぬるま湯ですすぐ
ぬるま湯(30~40度)でルアーをすすいでいきます。
砂や泥などの大きな汚れを落とすことが目的です。
手で軽く擦って汚れを落としていきます。
長期間水中にいたルアーなどは、塗装が弱くなっていることもあるので優しく丁寧に汚れを落としていきます。
手順3 食器用洗剤で洗う
カット式の台拭きやペーパータオルと食器用洗剤を使用します。
ひたすらゴシゴシしていきます。
最初は優しく擦って、汚れがひどい部分は重点的にゴシゴシします。
途中で汚れの落ち具合を確認しながら行います。
夢中になって強めにゴシゴシしていると、リップが折れるなどのアクシデントが発生することがあるので力加減には注意してください。
焦らず、丁寧に作業を進めていきます。
手順4 歯ブラシと歯磨き粉で洗う
歯ブラシと歯磨き粉を使用します。
ドラッグストアなどで安いものを購入してください。
手順3で落ちなかった汚れを歯ブラシの繊細さと歯磨き粉の研磨で落としていきます。
全体的に磨きつつ、手順3では取り切れなかった細かい部分を綺麗にしていきます。
手順5 ぬるま湯ですすいで完了
仕上げにぬるま湯(30~40度)ですすいで完了です。
作業後の状態
フックサークルは入っているものの、綺麗になりました。
100円以上の価値にはなったんではないでしょうか。
各部の状態を詳しく見てみましょう。
スプリットリングとフックの汚れ
スプリットリングとフックに関しては、新品と交換するだけなので綺麗になります。
腹部の汚れ
茶色かった腹部も綺麗になりました。
フロントフックのアイ周辺がかなり頑固な汚れでしたが、歯ブラシでしっかりと落としました。
クリーニング前は確認できなかった機種名も見えるようになりました。
リップの汚れ
今回のメインディッシュだったリップもこの通りです。
本来の透明な姿を見せてくれました。
タオルと食器用洗剤で大部分を落とし、歯ブラシと歯磨き粉でとどめを刺しました。
裏技をご紹介
「塗装なんて気にしないからとにかく簡単に綺麗にしたいぜ!!」
と、いう方はピカールでゴシゴシしてください。
研磨剤入りなので大抵の汚れなら簡単に落ちます。
ただし、汚れと一緒に塗装も落ちる可能性があるので自己責任でお願いします。