この記事では、ブレードアラバマリグの自作を紹介しています。
自作に必要な材料、道具、自作の手順を画像付きで解説しています。
ブレードアラバマリグの自作を考えている方の参考になれば幸いです。
超小型アラバマリグ
以前に自作したブレード無しの超小型アラバマリグ自作の記事は下記からご覧いただけます。
用意する材料
ブレードアラバマリグを自作するために必要な材料を紹介します。
ステンレス軸棒500mm(線径1.0mm)
画像のものであれば、1袋に18本入っています。(500mm×18本)
アラバマリグ1台の自作に使用するのは、1.5本です。
アラバマリグの本体?アーム?部分に使用します。
ヤエン自作用に釣具屋で販売されているものを流用しました。いわゆる「ばね材」です。
ホームセンターや100円ショップで販売されている針金とは違うので要注意です。
ステンレス針金(線径0.28mm)
アラバマリグ1台の自作に使用するのは、数cmです。
アラバマリグの各アームとラインアイの付いた中央線を束ねるのに使います。
100円ショップで販売されているものでも大丈夫です。
熱収縮チューブ(径4mm)
アラバマリグ1台の自作に使用するのは、約40mm(20mm×2)です。
ステンレス針金で束ねた部分を覆い隠すのに使用します。
熱収縮チューブ(径1.5mm)
アラバマリグ1台の自作に使用するのは、約250mm(250mm×10)です。
ブレードを固定するのに使用します。
スイベル(サイズ6)
アラバマリグ1台の自作に使用するのは、10個です。
各アームのアイに1個ずつ(計5個)、各ブレードに1個ずつ(各5個)使用します。
ツイストロックのばねSサイズ
引用元:https://www.owner.co.jp/search/25876/
アラバマリグ1台の自作に使用するのは、4個です。
中央以外のアームにはツイストロックのばねを使用してワームを接続します。
取り付けたいワームのサイズによってツイストロックのばねのサイズも変更してください。
スプリットリング#1
引用元:https://www.tiemco.co.jp/products/groups/view/2998
アラバマリグ1台の自作に使用するのは、6個です。
中央アームとジグヘッドを接続するのに1個、ブレードとスイベルの接続に5個使用します。
3mmのラウンドビーズ
アラバマリグ1台の自作に使用するのは、10個です。
各アームにブレードを固定するのに10個(2個×5か所)使用します。
100円ショップで販売されているプラスチック製ものを使用しました。
ビーズの穴径が1mm以上で、ビーズ本体が3mm以上なら大丈夫です。
#2のウィローリーフブレード
アラバマリグ1台の自作に使用するのは、5個です。
各アームに1個ずつ(計5か所)に使用します。
ジグヘッド
アラバマリグ1台の自作に使用するのは、1個です。
中央アームにのみ取り付けます。
用意する道具
ブレードアラバマリグを自作するために必要な道具を紹介します。
ニッパー
ステンレス軸棒の切断に使用します。
軸棒は硬度があるので、刃を痛める可能性があります。
100円ショップのニッパーを使い潰す選択もありだと思います。
ラジオペンチ
ステンレス軸棒の加工に使用します。
先丸ペンチ
ラインアイを作るのに使用します。
100円ショップで購入することもできますが、品切れや在庫が無いことが多い気がします。
100円ショップでは、工具コーナーでなく手芸コーナーで見かけることが多いです。
スプリットリングプライヤー
スプリットリングの取り付けに使用します。
定規
ステンレス軸棒を作りたい長さに切断する際に使用します。
ターボライター
熱収縮チューブを収縮させる際に使用します。
100円ショップで購入できます。
はんだごて
ステンレス軸棒をまとめるのに使用します。
ステンレスは放熱しやすいので、100W以上がオススメです。
はんだごてのみの場合は↓をオススメします。
スイッチオン状態で130Wになります。
はんだごて台をお持ちでない方はセットになっているこちらをオススメします。
はんだごて台
はんだごてを使用するときには、はんだごて台があった方がいいです。
何かで代用も可能ですが、安全面的にオススメはしません。
はんだごてと同時に導入される方は、セットで販売されているものがあるので↓を選んでいただければよいと思います。
はんだごて台のみの場合は↓を参考にしてください。
ステンレス用フラックスとはんだ
ステンレスをはんだ付けする際は、フラックスが必須です。
フラックスは、ステンレスを覆っている膜(不動態皮膜)を除去してはんだ付けを可能にしてくれる液体です。
はんだは、ヤニなしタイプがベストです。
フラックスとセットで販売されています。
作り方紹介
手順1 500mmのステンレス軸棒を2本カットする
500mmのステンレス軸棒を画像のように持って、半分にカットします。
後半に調整可能なのでざっくりで大丈夫です。
これで、250mmのステンレス軸棒が4本できます。
手順2 250mmのステンレス軸棒を2本カットする
手順1で作成した250mmのステンレス軸棒4本のうち2本を同様にカットします。
これで、125mmのステンレス軸棒が4本できます。
ここまでで、250mmが2本、125mmが4本になるはずです。
250mm1本は使用しません。
手順3 カットした軸棒の片側を丸める
丸ペンチを使ってカットしたステンレス軸棒の片側を丸く加工します。
丸ペンチでギリギリを掴んで、少しずつ曲げていきます。
手順4 アイに加工する
手順3の直線と曲線の先端が重なっているあたりをラジオペンチで掴んで曲げます。
画像のようになるように曲げてください。
その後、スイベルを取り付けておきます。絶対にこのタイミングで行ってください。
※画像が見にくくなるので解説の画像ではスイベルを取り付けていません。
手順5 はんだ付けをする
フラックスを接合部に塗布してからはんだを乗せます。
はんだをし終わったら、水で余計なフラックスを洗い流します。
手順6 125mm軸棒の長さを調整する
125mmの軸棒4本の長さを調整します。
もちろん125mmのままでも大丈夫です。
よりコンパクトにするなら短くカットします。
※これより先の解説でも、わかりやすいので125mm軸棒と表記します。
手順7 ブレードの準備
ブレードにスプリットリング#1とスイベルを接続します。
手順8 アームにブレードを装着する
アイ側(右側)から収縮チューブ(1.5mm径)、ビーズ、ブレード、ビーズ、収縮チューブ(1.5mm径)の順で通して、固定します。
この作業を外側のアーム4本に行います。
手順9 5本の軸棒をまとめる
250mm軸棒のアイが右側、それ以外の125mm軸棒4本は左側にアイが来るように配置します。
ステンレス針金をグルグルと巻きつけてまとめます。
手順10 まとめた部分をはんだ付けする
手順9でまとめた部分にフラックスを塗布して、はんだ付けします。
手順9で巻き付けた針金の隙間を埋めるような感じではんだを流し込んでいきます。
手順11 熱収縮チューブではんだ部分を覆う
熱収縮チューブをラインアイ側から通して熱します。
その後、もう1個通して熱します。
手順12 中央の軸棒を加工する
中央の軸棒を必要な長さにカットします。
その後、中央軸棒1本に対して手順3、4、5、8を行います。
手順13 ツイストロックのばねとワームを取り付けて完成!
完成です。