フラットボーンクリッカーのテールをタイニークラッシュ用のVテールへ交換する改造をしました。
この記事では、フラットボーンクリッカーにタイニークラッシュのVテールを取り付ける改造の手順や必要なものを解説しています。
フラットボーンクリッカーのテールでお悩みの方の役に立てば幸いです。
目次
フラットボーンクリッカー
フラットボーンクリッカーは、ジャッカルから発売されていたルアーです。
ブラストボーンの元になったということで、ご存じの方もいるかもしれません。
フラットボーンクリッカーは、すでに廃盤のルアーなので入手方法は中古に限られると思います。
しかし、そこで1つ問題があります。
テールがワーム素材で作られていることによって、変形している場合や、無くなっていることが多いです。
古いルアーなので、もちろんテールのスペアパーツも入手困難です。
そこで、純正ではないテールを装着することにしました。
改造前の状態
改造前のフラットボーンクリッカーです。
中古で入手した時点で、テールが千切れていたので取り外していました。
代わりのテールをつけたくて色々と考えたのですが、この大きな溝に適合するテールは他メーカーのものを含めても見つけられませんでした。
それなら、無理やり取り付けるしかないという結論に至りました!
テールの選定
無理やり取り付けるなら、どんなテールでも使用できるので選択肢が一気に広がります。
今回は、ボディやルアー全体のバランスを考えてタイニークラッシュのVテールを使うことにしました。
完成イメージ
作業に取り掛かる前に、イメージをしておきます。
この大きな隙間を埋めて、テールを装着することがこの改造の目的です。
用意するもの
材料
プラ用エポキシパテ×1
テール部分の隙間を埋めるために使用します。
この改造の肝です。
タイニークラッシュ用Vテール×1
交換用として発売されているタイニークラッシュのVテールです。
フラットボーンクリッカーのボディにマッチしそうな、細長いテールはVテールしか思いつきませんでした。
作業手順
手順1 フックを外す
安全のために、フックは外しておきます。
手順2 パテの切り出し
パテを必要な分だけカッターで切り出します。
引用元:https://www.cemedine.co.jp/home/repair/epoxyputty/epoxyputty_plastic.html
断面は、こんな感じになっています。
手順3 パテをコネコネ
青い部分と白い部分を手でコネコネして混ぜ合わせていきます。
色にムラがなくなるまで頑張って混ぜてください。
引用元:https://www.cemedine.co.jp/home/repair/epoxyputty/epoxyputty_plastic.html
混ぜると灰色~白色くらいの色になります。
手順4 パテで埋めていく
今回使用したパテは、混ざってから60分で実用硬度に達するものなので急ぎます。
この大きな隙間にパテを詰めて、埋めていきます。
テールの位置がズレないように、慎重かつ大胆に、そしてスピーディーに作業します。
小さな凹みとボディ、テールにパテが被っている部分はありますが、ひとまずこれでテールとボディがいい感じでくっつきました。
小さな凹みとボディ、テールにパテが被っている部分は、硬化後に削って修正します。
手順5 硬化
硬化は、60分で実用硬度に達します。
やすりがけや塗装を行うには、24時間必要です。
今回は、硬化後に削って修正するので24時間放置します。
テールが歪まないように、ルアーを吊るして硬化を待ちました。
手順6 修正
上部分は、一か所だけ凹みが残ってしまいましたが、全体的に削って指紋を消しました。
下部分は、ボディより飛び出していた部分を削って滑らかにしました。
サイドは、ルアーとテールに被っていた部分を削りました。
完成
外していたフックを取り付けて完成です。
色を付けたほうが見栄えは良いと思いますが、これが限界です。
ボディとテールの見た目のバランスも悪くないと思います。
個人的には、満足のいく出来栄えです。
注意点
この改造では、テールをルアーと完全に固定してしまいます。
そのため、取り外しはできませんので、癖がつかないように保管は気を使ってください。